甲子園でのスカウトの一日、楽天スカウトに聞く

2024年08月19日 07:01

[ドラフト会議情報局2024 - 楽天]

抜粋

8/19、デイリースポーツ6面「楽天・足立祐一スカウトに聞く」より 

2015楽天ドラフト6位 足立祐一
パナソニック・捕手

スカウトの朝は早い。夏の甲子園は第1試合が8時開始。シートノックもチェックするため、開門の7時前には球場に着いているという。「5時くらいには起きて、電車に乗っていきます」。楽天・足立スカウト(2015楽天6位)は関西地区担当のため、自宅からの通勤となる。

以前の甲子園は現在の指定席と違い自由席だったため、一般ファンに交じって列に並び、席を確保することもあったという。ただ、3年目の同スカウトは席取りの経験はしていない。

次々と試合が行われるため、食事時間も限られている。試合を見ながら自席で取ることもあれば、担当地区以外の試合中に済ませることも。

最近は酷暑で、スカウトも真っ黒に日焼けするなど体力勝負。ただ、屋根の少ない地方大会に比べ、甲子園には銀傘があるため「暑さ対策しないときついですけど、ありがたいです」と感謝。試合を終えると、注目選手をレポートにまとめ球団に提出する。

甲子園ならではの話もある。全国から12球団のスカウトが集結するため、かなりの人数となる。「3年目になったらわかるけど、1年目は大変でした。この人はスカウトなのか違うのか。あいさつ回りに苦労しました」

自球団のスカウトとの情報交換も行われ、「この子いい選手だなと思ったら話をします。(自分の担当地区の選手が)ほかのスカウトからどう見えているか聞いたりします」。楽天では最年少のため、経験豊富な先輩の意見はとても参考になる。

選手のチェックポイントも多岐にわたる。「大舞台で活躍することは大事。緊張してるのかな?とか、落ち着いてやれてるから精神的に強そうとか、そういうところも見ます」。甲子園の大観衆の前でプレーする姿を見ることは、その後、プロの世界で活躍できるかどうかを見極める上でも大切な判断材料となる。

スピードガンやストップウォッチで様々な数値を計測しつつ、「見た感覚」と数字には表れない「素質」や「スター性」にも注目する。「実力も見るけど、どういう子なのか考えています。凡退したらすぐ抜いちゃうとか所作も見ます」

選手とは直接コンタクトできないため、グラウンド上での一つ一つの行動に目を光らせる。未来のスター候補が生まれる甲子園。スカウトはその瞬間を逃すまいと選手を見つめている。



下は2015年ドラフト会議で楽天が指名した選手です。足立祐一(現・楽天スカウト)は6位指名入団。プロでの成績はこちら

楽天の2015ドラフト指名選手
1位 オコエ 瑠偉 関東第一高 外野手
2位 吉持 亮汰 大阪商大 内野手
3位 茂木 栄五郎 早稲田大 内野手
4位 堀内 謙伍 静岡高 捕手
5位 石橋 良太 ホンダ 投手
6位 足立 祐一 パナソニック 捕手
7位 村林 一輝 大塚高 内野手
プロ入り後の成績   

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